ギフトを贈る側の礼儀・マナー

ギフトを贈る際に礼儀やマナーを重んじるのは、年間行事の中でも昔から続いてきた贈り物を贈る時です。ギフトを贈るどのようなシチュエーションでも基本のマナーは変わりません。相手の気分を害するものなどは論外で、ギフトの相場や贈る品物の金額などそれぞれに相手を気遣った上でのマナーがあります。しかし、古く昔から続いているギフトを贈るお中元やお歳暮、出産祝いや結婚祝いなどにはそれよりも多くの礼儀やマナーがあります。この礼儀作法をわきまえておかないと、逆に相手を不愉快な思いにさせてしまうこともあります。十分注意して、しっかりとマナーをわきまえたギフトの贈り方としたいものです。
前述したお中元や、お歳暮、出産祝い、結婚祝いのギフトを贈る礼儀は主に、ギフトを贈る時期とギフトに飾る飾り紐の役目をする水引の色や形の使い分けにおいてです。
ギフトを贈る時期ですが、お中元は相手に半年間の感謝の気持ちを伝えるギフトなので7月初旬から15日前後に送ります。地域により8月初旬から15日前後と1か月遅れて贈る場合もあり、昔からの風習の為地域性の強い風習です。お歳暮は1年の感謝を伝えますから、年末です。しかし、年の末ぎりぎりでは慌ただしいということもあり、一般的には12月初旬から20日前後に送るのがマナーとされています。出産祝いは必ず出産が無事に終えたのを確認してからにしてください。生後1週間からお宮参りまでの間に送るのが礼儀とされています。結婚祝いは挙式の1週間前までには贈るようにしましょう。
贈り物にはのしをかけますが、それにかける水引の結び方は必ず知っておかなければいけません。水引の結び方は2種類あり、1つは結び切りという結び方です。これは二度とあってはならない際に使う結び方で、結婚祝いや病気見舞いの際に使われます。もう1つは花結びや蝶結びと呼ばれる結び方です。これは何度あってもいい祝事の際に使われ出産祝いやお中元、お歳暮などに使われます。