もらって困る贈り物2:花

贈りものと言えば、花をすぐ思い描く人は少なくないのではないでしょうか。実際に花束を頂いて嬉しいと感じる人はたくさんいます。花束の華やかさと美しさが人に喜びをもたらすのだと思います。しかし、その逆に花の贈り物を困ると感じる人も中にはいることを忘れてはいけません。
どういう場合花を贈られて困るかというと、家に花瓶がない、花瓶はあっても花束のサイズに合わない、大きな鉢植えをもらったけれど置く場所がないなどその理由は様々です。
大きな花束であればあるほど、美しく豪華な贈りものにもなりますが、植物である為どうしても枯れて行ってしまいますし、大きな花束を生けられるだけの花瓶をお持ちの方はそれほどいらっしゃらないでしょう。また、鉢植えの蘭などは非常に美しいものですが、部屋の大きさから置く場所に困ったり、花の世話の仕方が分らず高価なものをもらって申し訳ない思いを贈る相手にさせてしまうかもしれません。
昔は花の贈り物と言えば、花束や鉢植え状になった贈り物が主でしたが、最近では小型化したアレンジメントボックス等もあります。ボックス調になっていることで、場所も取りませんしどのようなお部屋にも気軽におけることができます。また、新技術を使用したプリザーブドフラワーもあります。これは花を枯れなくする為に咲きたての花に特殊加工をした花のことで、造花でもなくドライフラワーでもありませんが、長時間枯れることなく保存できる花のことです。贈る方が困らないように、花の贈り物に少しアレンジをしてみてはいかがでしょうか。
花を贈る際にそのマナーに注意をしなければいけないシチュエーションもあります。お見舞いなどにでお花を贈る時には、植木タイプのお花は贈ってはいけません。植木は根をはることを意味し、病院に長居することを意味し、相手に嫌な思いをさせ誤解を招きます。お花自身きれいで華やかなものですので、これらマナーを十分わきまえて贈りましょう。お花を贈って相手に困られないよう、お花屋さんで相談するのもいいかもしれません。相手の状況を伝え、アドバイスをもらいましょう。