ギフトを贈ったり、いただいたりということは、ほとんどの人に経験のあることでしょう。しかし、1年に1回しかない記念日や冠婚葬祭のお祝いなど、冷静に考えてみると特定の人にギフトを贈る機会はそうめったにあるものではありません。ギフトを贈るということはつまり、受け取る人に贈る側の気持ちを伝えることです。ギフトを贈る人の大多数が素敵なギフトの贈り方で受け取る人に気持を伝えたいと考えているのではないでしょうか。
ギフトを贈るもっとも多い機会が記念日や年間行事でしょう。誕生日はもちろん、母の日、父の日、敬老の日、結婚記念日など親族に日頃の感謝を伝える記念日やクリスマスやバレンタインデーなど大切な人に夢を与えたり思いを伝える年間行事などです。他には季節のご挨拶とするお中元やお歳暮、また出産祝いや合格祝い、成人祝いなど成長や成就をお祝いするギフトがあります。
最近では、昔からの定番的なギフトの贈り物から発展して、ギフトの贈り方や贈り物も多様化してきました。
例えば記念日である母の日。母の日は日頃からお世話になっている母親にその感謝の気持ちを表すため、母の日の象徴であるカーネーションを昔から贈っていました。日本では母の日は5月の第2日曜日に祝われています。しかし、最近では贈る相手も実の母親はもちろん、配偶者がいる方などは義母に、子供が産まれた父親が妻である子どもの母親にファーストマザーズディ、つまり初めて母になった年を記念して贈ったりもします。贈るギフトもカーネーションであれば花束に限らず鉢植えの物や、新技術を駆使した枯れないプリザーブドフラワーなどがあります。カーネーションを贈ることにこだわらず、その由来などから他の種類の花をプレゼントしたり、母の生まれ年のワインやお酒、エステやマッサージの利用券などを贈ることもあります。意外なギフトは受け取る側に喜ばれますし、それが母親の記念日を感じさせるものや、嗜好を考慮したもの、日頃の苦労をねぎらう思いをより具体的に表すものであれば、普段コミュニケーションをあまり密にできない人たちもこういうギフトをきっかけに会話が弾むきっかけになったりするものです。
素敵なギフトの贈り方とは、受け取る人を思う気持ちを十分に表し、形式にこだわることなく喜んでもらうことなので貼ないでしょうか。